構成文化財

15 萬福寺

 萬(まん)福(ぷく)寺(じ)は、南北朝時代の応安(おうあん)7(1374)年に益田氏11代兼(かね)見(み)によって創建された、時宗寺院です。

本堂は、鎌倉時代の様式を残す南北朝時代の建物として国の重要文化財に指定されています。
また、国史跡及び名勝の庭園は雪(せっ)舟(しゅう)の作庭と伝わり、室町の独特な庭園を四季折々に楽しむことができます。

この他にも「絹本著色二河白道図(けんぽんちゃくしょくにがびゃくどうず)」(国指定重要文化財)などの優れた仏画や多くの仏像、益田氏当主の絵画、東南アジア貿易への関与を示す華南三彩壺など、益田の中世文化の粋を味わうことができます。

住所 島根県益田市東町25番33号MAP