構成文化財

24 益田川

高津川が、益田の港町と流域、匹見など川上の拠点を結ぶ動脈であったのに対し、益田川は城下町と港町、現在の美都町域を結んだもう一つの動脈でした。

益田平野には中世、潟湖地形を活かして港町が点在し、上流の美都にある都茂鉱山から産出された銅や銀も川下しされたと考えられています。
また山城の七尾城と三宅御土居を中心に城下町を開発する際には、益田川の治水工事も行っています。

戦乱の時代に、経済的にも豊かで治安も保たれ、安定した領国経営が行えたのは、益田川が大きな役割を担っていたのです。

住所 益田市MAP