構成文化財

18 絹本著色益田元祥像

絹本著色益田元祥像

益田氏20代元祥の肖像画(狩野松栄筆)です。

武装して連銭葦毛の白馬にまたがる姿で、鞍の下には虎皮が描かれています。
虎皮は中国や朝鮮からもたらされる高級品で、益田家が海外との交易に乗り出していたことは、古文書からも分かっています。
画面の上方には、毛利元就の菩提寺である洞春寺の禅僧、如天玄勲による七言絶句の漢詩が書かれています。

元祥が亡くなった後の江戸時代初期に書かれ、生前の元祥を称える内容となっています。

住所 島根県益田市有明町5番15号MAP