構成文化財

09 妙義寺

妙義寺は、室町時代の益田氏13代兼家(かねいえ)が建立したと伝わる曹洞宗寺院で、益田における重要な宗教的中核の一つとして信仰を集めました。
天正9(1581)年に19代藤兼(ふじかね)・20代元祥(もとよし)親子によって再興され、この地域の曹洞宗の中核寺院に位置づけられました。

境内の桜谷には、藤兼や兼家の墓と伝わる見事な五輪塔が残されています。
このほか寺に伝わる仏像や古文書からも、歴史を実感することができます。

本堂では座禅体験や演奏会なども行われており多様な文化を味わえ、境内や庭園では四季折々の花も楽しめます。
妙義寺前の石橋を渡り北に伸びる参詣道は、中世城下の基軸線となっています。

住所 島根県益田市七尾町1番40号MAP